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意外と忘れられている決済機能

CVRに大きく影響する重要な機能


ECの決済機能はCVR(購入率)に大きく影響することを多くのEC担当者は分かっていると思うが、意外と機能強化されず忘れられている状況である。メガストアーや最近リニューアルしたサイトではEC定番の決済機能を多く確認できるが、未だ改善すべきECサイトが非常に多いため、以下に紹介していく。



クレジット

スタンダードな決済となり殆どのECサイトで見かけられる基本的な決済。ポイントの還元率が高い楽天カードやPayPayカードの利用が多い。


代引き

代引きは宅配ボックスや置き配の普及により縮小傾向にあり。


後払い

ZOZOTOWNのツケ払いがきっかけとなり、最近ではNP社やGMO社の提供する後払い決済がスタンダードになりつつある。コンビニ、銀行、郵便局など支払える窓口も多く、ユーザーには利便性が高く後払いできる安心感も大きい。但し手数料が少々高いためユーザー負担(全額または一部負担)とするECサイトも多い。


Amazon Pay

今や誰もがAmazonアカウントを持っておりAmazon Payを導入すると3〜5割の新規顧客が利用しCVR改善するケース(弊社支援実績)も多く今やECだけでなく幅広いサービスで定番の決済である。Amazon Payは既に1万社以上が導入しており普及が進んでいる。決済情報をAmazon以外に知られないユーザーの安心感は非常に大きい。広告LPでは「3クリック15秒で決済完了」と大きくアピールする広告主も多い。 また、初回訪問ユーザーや会員登録ユーザーへAmazon PayをPush通知すると、CVRが大きく改善されるケースもある。


近年、世界中で不正取引対策が話題となっているが、Amazonと同水準のセキュリティー対策を取れEC運用側も大きな安心を得られる。初期コストが不要のため(販売手数料は有り) 、未導入ECサイトは是非ご検討頂きたい。


楽天ペイ

楽天ポイントの還元率が高いため利用するユーザーは非常に多い大人気の決済である。一時期はAmazon Payの利用が圧倒的であったが、ポイ活を好むユーザーから支持され、最近は楽天ペイやPayPayを利用するユーザーが多いECサイトも増えている状況である。


PayPay

キャッシュレス・ポイント還元制度の実施もあり 2020年秋以降バーコード決済の導入がEC事業者でも急速に進んでいる状況で利用するユーザーは非常に多い大人気の決済である。以前よりポイント還元率が低くなり、楽天ペイの利用の方が多い状況(2024年4月時点)である。


オススメとしては、基本的な決済である「クレジット」を先ずはおさえ、「Amazon Pay」「楽天Pay」「PayPay」は最低限導入したい。「代引き」「銀行振込」は縮小傾向にあるが、シニア層の顧客が多いサイトであれば、未だおさえておくべき決済である。


言うまでもないが、決済手続きまでのUI&UXが使いやすいECサイトでなければ、どんなに人気の高い決済機能を導入しても売上改善へ繋がらないので合わせて改善したい。

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